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有限会社フラムコーポレーションの破産手続について


1 破産手続の開始


「顔や 肌一流」の商号でエステ店を経営していた有限会社フラムコーポレーション(以下「破産会社」といいます。)は、平成30年7月11日、札幌地方裁判所より破産手続開始決定を受け、当事務所の土屋俊介弁護士が破産会社の破産管財人に選任されました。

2 破産手続の流れ

破産手続が開始すると、裁判所から選任された破産管財人は、破産会社が破産した経緯や破産会社の資産及び負債の状況を調査します。
そして、換価可能な資産を現金化するとともに、債権調査手続等を経て負債額を確定し、破産法の定める順位に従って回収した資産を債権者に分配します。具体的には、「財団債権」を有する債権者に対する弁済をまず行い、余剰資金があれば次に「優先的破産債権」を有する債権者に対する配当を行います。それでもなお余剰資金があれば次に「一般破産債権」を有する債権者に対する配当を行います。
もっとも、財源がなければ支払いを行うことはできませんので、破産会社の資産が乏しい場合には、財団債権者に対する弁済や破産債権者に対する配当が一切行われないまま、破産手続が終了することもあります。
本件においては、これまでの調査結果を前提とする限り、破産債権者に対する配当を行える見込みは立っていません

3 本件破産手続の経過及び今後の見込みについて

(1) 第1回債権者集会の開催
債権者名簿に記載されている債権者の皆様には既に書面でご案内があったかと思いますが、第1回債権者集会が平成30年10月5日(金)に札幌地方裁判所で開催されました。
上記債権者集会の場では、破産管財人が管財業務の経過及び今後の破産手続の見込み等を報告いたしました。
上記債権者集会を欠席された破産債権者の方で、債権者集会の配布資料の送付を希望される方は、破産管財人宛に後述の方法(4(3)参照)により書面でご請求ください。

(2) 第2回債権者集会の開催
第2回債権者集会は、
平成30年1月23日(水)の午後2時から札幌地方裁判所別館2階債権者集会場で開催されることになっております。
債権者集会に出席できるのは破産会社の債権者に限られ、債権者名簿に記載のない方は原則として債権者集会に出席できません
破産会社の債権者であるにもかかわらず、お手許に破産手続開始通知書が届いていない場合には、債権者名簿の記載から漏れている可能性が高いと考えられますので、本件破産手続に債権者として関与されることを希望される場合には、後述の方法(4(1)参照)で債権者名簿に登載されるための手続を行ってください
なお、裁判所には十分な来庁者用の駐車場がありませんので、債権者集会に出席される際は公共交通機関をご利用ください。また、危険物持込防止のため、入庁時に所持品検査が行われます。債権者集会に出席される際は、時間に余裕を持って来庁してください

(2) 元従業員の方の未払給与立替払手続
元従業員の皆様の破産会社に対する賃金請求権は、その発生時期に応じて上記2の「財団債権」か「優先的破産債権」のいずれかに分類されます。そして、仮に破産会社において「財団債権」に対する弁済や「優先的破産債権」に対する配当が可能となる場合であっても、その支払いまでには一定の期間を要します。
また、本件においては、これまでの調査結果を前提とする限り、財団債権全額の弁済を行える見込みは立っていません。
このような場合、一定の要件を満たせば、独立行政法人労働者健康安全機構に未払給与の一部の立替払いを請求することができます。現在、対象となる元従業員の方に上記立替払請求手続のご案内を行い、既に一部の従業員の方に対する立替払いが行われております。不足資料の提出を求められた元従業員の方に対する立替払いも順次行われる見込みですので、立替払請求をされた方は入金までいましばらくお待ちください。
破産会社に対して賃金請求権をお持ちの方で、まだ破産管財人から上記立替払請求に関するご案内文書を受け取られていない方は、破産管財人宛に書面でお問い合わせください。

(3) 配当手続について
前述のとおり、
現時点では優先的破産債権及び一般破産債権に対する配当を行える見通しは立っていません今後もし破産債権者の皆様に対する配当を行える見込みが立ちましたら、その時点であらためて債権者名簿に登載されている破産債権者の皆様に債権を届け出ていただく手続のご案内を書面で行いますので、そのような書面がお手許に届きましたら、その記載内容に従って定められた期限までに必要書類をご提出ください。
債権者名簿に登載されていない方には債権届出のご案内文書は送付できませんので、お手許に破産手続開始通知書が届いていない方の中で、本件破産手続に債権者として関与されることを希望される場合には、後述の方法(4(1)参照)で債権者名簿に登載されるための手続を行ってください


4 よく寄せられるお問い合わせについて

(1) 破産会社の債権者なのに何の通知も来ていない
現時点でお手許に破産手続開始通知書が届いていない場合には、債権者名簿の記載から漏れている可能性が高いと考えられます。債権者として本件破産手続に関与されること(債権者集会に出席したり、配当手続に参加したりすること)を希望される場合には、破産管財人宛に、債権者名簿への登載を希望する旨を書面(郵送またはファクシミリ)でお送りください。上記書面には、必ず@お名前(契約時の氏名と現在の氏名が異なる場合には双方を併記してください。)、Aご住所(契約時の住所と現住所とが異なる場合には双方を併記してください。)及びBご連絡先を明記するようにしてください

(2) 破産会社に支払ったお金は戻ってきますか
上記3(3)をご参照ください。
現時点では、破産債権者の方に対する配当を行える見通しは立っていません。

(3) 債権者集会には出席しないといけませんか
破産手続の進捗状況は、定期的に開催される債権者集会において破産管財人から報告されることになっておりますが、この報告をお聞きになるために債権者集会に出席されるかどうかは債権者の皆様が自由に判断されることになっており、
債権者集会への出席は義務ではありません
現時点では、破産債権者の方に対する配当を行える見通しは立っていませんが、仮に配当を行えるようになった場合でも、定められた期限までに必要書類をご提出いただければ、債権者集会に出席されなくても破産手続上確定した配当金を受領することは可能です
また、ご都合がつかずに債権者集会に出席されなかった場合でも、後日書面でご請求いただければ債権者集会における配布資料の写しをお送りすることは可能です(ただし、請求に際しては必ず切手貼付済みの返信用封筒をご郵送いただく必要があります。)

(4) エステの利用はできないのに信販会社に対する支払いは残っています
破産管財人は特定の債権者の利益を擁護すべき立場にはありませんので、このようなご相談に応じることができません。信販会社等に対する支払停止措置の可否等については、債権者の皆様が各自の判断で弁護士に相談されるなどしてご対応ください。
なお、
破産会社との間で締結した契約書や施術履歴が分かる資料等の提供依頼につきましては、破産管財人の本来的業務ではなく、現時点では当該業務を遂行する余力がないため、対応しておりません。今後、この点について取扱いに変更が生じた場合には、本ホームページ上でご案内いたします。

(5) 債権者集会は何回行われるのですか(破産手続はいつ終わるのですか)
破産会社の財産調査及び換価可能な財産の換価を行い、破産法の定める順位に従って弁済・配当を完了することで破産手続は終了します。本件において、破産会社の財産調査はほぼ完了しておりますが、破産財団に帰属すべき一部の財産の回収可能性等について検討を行っています。
現時点においては本件破産手続の終了時期は未定です。